角館について

桜の町として有名になった"みちのくの小京都"こと角館。そんな歴史を感じられる町に当店はございます。角館は四季ごとの楽しみが尽きない町です。そんな、四季折々のお楽しみを紹介していきたいと思います。
春は、なんと言っても桜の時期がオススメです。角館の町中がこの時期だけはピンクに染まります。武家屋敷通りの枝垂桜と檜内川土手沿いのソメイヨシノの桜並木はまさに圧巻の一言につきます。

夏は、新緑の季節。春のピンクとは対照的に緑に染まります。武家屋敷通りは、近くを流れる檜内川の川風で涼しく過せ、時間がゆっくり流れます。

秋は、お祭りと紅葉です。この時期の角館は活気が違います。国の重要無形民俗文化財にも指定されたお祭りは人形飾りのついた曳山が町中をねり歩きます。角館人にとっては、年に一度の待ちに待った季節です。また、武家屋敷通りの紅葉などの広葉樹も色を変え、厳しい冬を迎える準備に入ります。

冬は、やはり雪です。秋田県の中でも内陸に位置し雪の量が多い地域で武家屋敷通りも例外ではなく、雪にすっぽりと埋まってしまいます。そんな中、火振りかまくらなどの幻想的な小正月行事などが行われ、厳しい冬を楽しく過す東北の心が感じられるはずです。この時期の枝垂れ桜の木は白い花を咲かせとても幻想的です。
 ここ角館は、四季がはっきりと色を持っています 。春のピンク、夏の緑、秋の紅、冬の白、四季折々どの時期に来ていただいてもお楽しみ頂けます。

武家屋敷通り

武家屋敷の歴史を語るには、角館の説明が必要です。
時は戦国、戦国大名の中から近世大名が出現し、覇権争いが進むころ、各地では大名領が誕生しはじめました。彼らは、その領地の中に城を築き、その周りには城下町が建設されていったのです。
この地で頭角を現したのは戸沢氏でした。戸沢盛安の時代に小田原参陣後、奥州仕置によって角館の地に4万4千石の大名として認めらました。そして、天下分け目の合戦後に戸沢氏は大名配置によって常陸へ。
新たに秋田に配置になったのが佐竹義宣でした。角館には、佐竹氏より一万五千石を拝領し芦名義勝がつき、現在の角館の原型を作りました。しかし、芦名氏は三代で断絶となります。その後、後任として佐竹氏一門の佐竹義隣(佐竹北家)が所預として入部。幕府崩壊し明治に年号が変わるまで佐竹氏の時代が213年間続きました。
そんな長い歴史を持つこの地に一歩足を踏み入れ、タイムスリップしてください。